おはようございます。
今日は、色の話です。
そろっと寝室のカーテンを買い換えようと思っているんですが、何色が良いか悩んでいまして。やっぱりよく眠れる色、快眠につながる色が良いですよね。
当ブログではこれまでに、睡眠の質を上げるという食べ物や習慣について、いくつも実際に試して記事にしてきましたが(例えばコチラ→ヤクルト1000にも負けない!?ピルクルミラクルケアで睡眠の質と便通が爆上がり)、良質の睡眠を取るには、これらに加えて『環境作り』も大事になってきます。カーテンや寝具の色も、『環境作り』に重要です。
よく聞くラジオ番組では、寝具店の人がその『環境作り』について解説してくれるコーナーがありまして、いくつかはブログの記事にさせて頂きました(例えば→【冬の安眠対策】布団屋さん直伝の毛布を掛ける順番『羽毛布団の上か下か』)。
今回はそのコーナーで、『睡眠と色の関係』について特集されていたんで、私は興味津々。radikoでリピートしながら何度も聞いて勉強しちゃいました(radikoについて詳しく知りたい方はコチラの記事→ラジオでデジタルデトックス!聞くなら『radiko』がオススメ)。
そこで今回は、このラジオ番組で学んだ『睡眠と色の関係』について記事にしてみたいと思います。聞いていたら目から鱗の情報が多数あったので、きっと眠りにお悩みを持つ方のお力にもなれると思います。最後まで、ぜひお読み下さいね。
この記事は次のような人におすすめ!
・寝具を買い換える予定
・寝室の模様替えを考えている
・良く眠れる色を知りたい
快眠につながる色ベスト5と眠りを妨げる色ワースト3
寝室のカーテンや布団カバー、皆さんはどんな色を使っていますか?
色には、快眠につながる色と妨げる色があるらしく、カーテンや布団カバー、枕などの寝室を彩る色が睡眠時間に影響を与えることが報告されています。
イギリスで行われた研究によると、快眠につながる色ベスト5と眠りを妨げる色ワースト3は以下のようになるそうです。
快眠につながる色ベスト5
- 1位 青色
- 2位 黄色クリーム色
- 3位 緑色
- 4位 シルバー
- 5位 オレンジ
眠りを妨げる色ワースト3
- 1位 紫色
- 2位 茶色
- 3位 灰色
研究のよれば、ベスト5で1位の青色の部屋とワースト1位の紫の部屋では睡眠時間におよそ2時間の差があったとのこと。部屋の色だけで2時間も違ってくるなんて驚きです。また、ベスト5に明るい色が多いのは意外でした。
色はどのようにヒトに影響するのか?
色はまず大脳で認識されるそう。そして、感情の中枢である視床下部や、ホルモンの分泌を促して内臓機能の調節をする扁桃体、記憶に重要な海馬に影響します。つまりは、色は脳に刺激を与えて、情緒の安定、やる気の調節といったところに影響を及ぼすようです。
例えば、青色の寝室で寝た人の60%程度の人が良い睡眠をとって幸せを感じているっていう研究データもあります。青色は血圧を抑えて心拍数を減らす効果もあって、良い睡眠に繋がるそうです。
注意点
研究結果から、良く眠りたい人は青を取り入れると良いことになりますが注意が必要です。青色などのいわゆる寒色系を見ていると、オレンジや赤など暖色系の色を見ているときに比べて3度ほど体感温度に差がでるそう。
体が冷えやすい方やお年を召した方、冷え性持ちは、青系だと別の理由で睡眠に良くない効果が出そうですので、青系ではなく黄色クリーム色か緑系を選ぶと良いようです。お布団に入る前に、しっかりとお風呂で体を温めれば大丈夫だとは思いますが(温浴効果抜群の入浴剤はコチラ→足先が冷たくて眠れない人に劇的効果!『きき湯 ファインヒート リセットナイト』)。
特に緑は中性色といわれて、暑くもなく寒くもなくで気分の安定につながる色とされています。緑の部屋だと、約20%の人が前向きな気分で目覚めるというデータもあるくらいです。
少し話がそれますが、緑色をしている緑茶も気分を鎮めてくれる効果があると言われています。緑茶に含まれるテアニンという成分に、リラックスさせる作用があるんだとか。
緑茶は飲むだけでなく、しっかりとその緑色を目で楽しむことも睡眠には効果的なのかも(緑茶の効果はコチラ→寝る前に緑茶を飲むとリラックスしてよく眠れる)。
季節ごとに色を変えてみるのもあり
夏は暑いのでスッキリサッパリの青で、冬はあたたかくリラックス出来るように暖色系の 黄色やオレンジ、クリーム色で寝るっていうのも良いですよね。自分も嫁に提案してみたんですが、
そんな面倒くさいことやってられっか!金もかかるわ!
って即却下でした。
ちなみに、ベストの方の4位シルバーは、月の光を連想させてくれるんだそう。カーテン一枚が全部シルバーだとギラギラしてとても眠れなそうだけど、ワンポイントで使うのは良さそうですよね。アルミホイルでも張りますかw
ワースト2位と3位に出てきた茶色と灰色は、けっこう冬物の寝具なんかで選びがちの色ですよね。自分のもふもふ系の布団カバーも茶色、嫁が選んだ自分の寝室のカーテンも灰色です。
茶色・灰色は睡眠に良さそうなイメージがあったんですが、ワースト2位と3位ってのは意外でした。ちょくちょくお世話になっているホームセンターの寝具コーナーなど行くと、特に秋冬なんかは茶色とかグレーの寝具で溢れていますから(ホームセンターの寝具コーナーの記事→マットレスからアイマスクまで!充実の品揃えに大興奮の『カインズ』寝具コーナー)。
この2色は退屈な色とされて、感情が湧きづらいらしく孤立した気分になりやすいんですって。孤独を感じるとヒトは不安になってきますから、オススメしないんだとか。
確かに、寝る前に食べているチョコレートをじっと見ていると、「なんとなく落ち着く」を通り越して寂しい気持ちになってきます。今度からあんまり見過ぎない様にしようかな(オススメのチョコの記事→睡眠に効くドリンクとも相性抜群!ナイトチョコにオススメするならやっぱりゴディバか)。
紫はインスピレーションをかき立てる効果があるっていう理由で睡眠には適さないんだとか。これはなんとなく分かりますよね、部屋が紫だと落ち着かないですもん。たしかに紫一色の部屋にいたら、色々考えちゃいそうです。
良い色の組み合わせは?
1色だけで部屋を統一ってなかなか難しいですが、やっぱり統一感を持たせることも大事。難しければ布団や枕カバー、寝具で1色、カーテンで1色っていう選び方もありだそうです。
ただ、対比する色を選んでしまうのはNG。例えば、赤と青っていう真逆の2色を選んでしまうと、ヒトは落ち着かない気分になってしまう危険があるんだとか。青は気分を沈める効果があって、逆に赤は交感神経を刺激して緊張や興奮を促します。
どんな色にもメリットとデメリットがあります。睡眠には向かない赤ですが、目覚めをよくしてくれる効果があると言われています。ですので、赤は起きてすぐ目にするモノ、例えばマグカップを赤にして起きぬけのコーヒーをいただくと良い目覚めが出来るかもですね。
でも、残念ながら私が使っているのは藍色のマグカップ。コスタノバので、お気に入りなんですが、確かに朝からテンションは高くなりません。落ち着いた気分でモーニングコーヒーを頂いています(愛用のドリッパーの記事→『Othello』のコーヒードリッパーで目覚めの一杯のコーヒーを堪能する)。
朝からシャキッとテンション高めで頑張りたいなら『Red Bull』をオススメしますが(Red Bullの記事→朝活前にオススメ!寝起きに1杯の『Red Bull』でシャキっと目覚める)、真っ赤なコップで頂くとさらにテンションが上がるということか。
あと、以外にもピンクは寝るときにオススメな色らしいです。パステルカラーは緊張や筋肉のこわばりを緩めてくれる効果があるんだとか。
自分、肩甲骨周辺がガチガチで、マッサージやストレッチが欠かせないんですが(詳しくは→整骨院で教わった3種のストレッチで肩甲骨の痛みを改善)、ピンクのパジャマを着たら少しは楽になると良いですね。今度買い換える時は、検討してみます。
色は皮膚でも感じている
ヒトは色を目だけで認識しているわけではないようです。目隠しして部屋に入っても、色の違いによって筋肉が緊張したり緩んだりするっていう報告もあるくらいですから。ですので、寝具の色だけでなく身につけているモノの色、つまりパジャマとかの色も良い睡眠をとるためには考えて選んだ方が良いということになります。
光の色の効果は真逆
青は気分を静めてくれる、赤は覚醒を促す。これ『物体の色』の話で、『光の色』は反対に作用するそうです。
光の色で青色と言えば、スマホやパソコン画面の光、「ブルーライト」があります。ブルーライトは覚醒を促します。だから、寝る前のスマホやパソコンは睡眠に良くないって言いますもんね。当ブログでも、デジタルデトックスを推奨しています(詳しい方法はコチラ→【デジタルデトックス】その効果とやり方を詳しく解説)。
反対に、赤やオレンジといった暖色系のライトは落ち着きを与えてくれます。間接照明のあかりがそれになります。たき火の火なんかも眺めていると落ち着いてきますよね。寝る前は暖色系の灯りの中で過ごすと良い睡眠に繋がるらしいです。
私もこのラジオ番組で学んでからは、入浴後は蛍光灯の明りを消して、間接照明の明りだけで過ごすようにしています。我が家で使っているのは、『ソネングラス』という間接照明で、とっても優しく温かくお部屋を照らしてくれます(詳しくは→【間接照明の効果】優しく温かい光で照らす『ソネングラス』が眠気を誘う)。
一方、緑色は万能色と言われていて、光の色でも睡眠に良い影響があるんだとか。マウスの実験だと、夜に緑の照明をかけると眠りに入る時間が短くなったっていうデータもあるらしいです。でもマウスってたしか夜行性だから、夜に緑の光与えても眠らなそうだけどどうなんでしょうか。詳しい人がおりましたら、教えて下さい。
ほかにも緑色の照明はリラックスしているときに働く副交感神経を活性化させて精神疲労を減少してくれる効果もあるんだとか。興味深いですね。
良い睡眠には副交感神経をしっかり働かせるのが重要ということで、当ブログでも副交感神経優位の状態を作る方法を多数記事にしてきました。頭皮マッサージやストレッチ、ヨガなどどれも効果的ですが(詳しくは各リンクをクリック!)、面倒に感じることもしばしば。
それが、緑のライトを浴びるだけでリラックス出来ちゃうならこんなに楽なことはないですよね。緑色の照明が手に入るなら、是非試してみたいです。
実際に試してみた
最後に、今回学んだ睡眠にオススメの色、向かない色を実際に試してみました。
新しく購入した布団にセットで注文したのが、茶色のカバー。汚れが目立つと嫌だから選んだ色なのですが、やっぱりなんとなく沈んだ気持ちになりましたね。
布団に入る前から、なんか入りたくない気分になって。不安を感じるまでは行きませんが、悲しくむなしい気持ちが湧いてくるって言うか。やっぱり寝つきや熟睡度はイマイチでした。
お次は、このカバーを外して水色のシーツを掛けてみました。
茶色で感じていた孤独感みたいなのは湧いてこず、どこかサッパリした気持ちになれます。「今日もよく頑張った。しっかり寝て明日また頑張ろう」っていう気持ちになれます。
やっぱり青系は眠りに良いみたいということで、新しく買った枕は水色を選択。サッパリした気持ちで枕に頭をおけるんですよね(新しく買った枕の記事はコチラ→イビキがピタッ!?コスパも最強!?『Myefoam低反発枕』の寝心地を詳しく解説)。
嫁のD’s collectionの枕は真っ白なので(D’s collectionの枕の寝心地を詳しく→寝返りをどれだけ打っても常に頭を支えてくれる『D’s collectionの枕』)、『西川』の青色クールタオルをカバー代わりに使うと良いよとオススメしておきました(クールタオルの記事はコチラ→【真夏の睡眠対策】寝具で有名な西川の『クールタオル』で首を冷やすと良く眠れる)。
空しさや悲しさ、孤独感を感じてしまって気分が晴れないという方、寝具が茶色だったりしませんか?寝具の色を見直してみるのもオススメですよ。
まとめ
今日は、グッスリ快眠できる色・眠りを妨げる色について記事にしてみました。
色は睡眠に大きく影響を与えるそうです。
青は物体の場合は気持ちを静める効果があるので、寝具などにオススメです。
ただ、光の場合(ブルーライト)は、覚醒を促すので睡眠には良くありません。
一番無難なのは緑。気分の安定につながる色で、寝具に取り入れると良いです。
緑色の照明は、副交感神経を活性化させて精神疲労を減少してくれる効果もあります。
データを参考に、自分が一番よく寝られる色を選びたいですね。
それではお休みなさい。
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