今回は、乳酸菌ドリンク『ヤクルト』のお話。
ヤクルトシリーズには、お腹の調子だけでなく睡眠の質まで改善してくれる『ヤクルト1000シリーズ』(『1000シリーズ』)と、コマーシャルに大泉洋さんが出演されていることでも話題の『ヤクルト400シリーズ』(『400シリーズ』)があります。
この記事では、『1000シリーズ』と『400シリーズ』の違いにスポットを当てて書いてみました。
それぞれに何が含まれていて、どんな効果が期待できるのか、購入方法やお値段、味の違いなどについて、詳しく、そして分かりやすくまとめてみたので、これからヤクルト生活を始めようという方の参考になれば嬉しいです。
コノ記事は次の人にオススメ!
・『ヤクルト1000』と『ヤクルト400』の違いが知りたい
・お腹の調子に自信がない
・睡眠の質を上げたい
・ストレスフルな生活を送っている
乳酸菌の配合量が違う『1000シリーズ』と『400シリーズ』
ヤクルトから販売されている乳酸菌ドリンクの『1000シリーズ』と『400シリーズ』。
どちらのシリーズにも整腸作用など様々な効果が期待される乳酸菌シロタ株(L.カゼイ YIT 9029)が配合されていますが、その量に大きな違いがあります(表1)。
名前に付いている数字がシロタ株の配合量を表していて、『1000シリーズ』の場合、『ヤクルト1000』が1本に1000億個、『Y1000』が1100億個のシロタ株を配合です。
『ヤクルト400』シリーズには、オリジナルの『ヤクルト400』に加えて、カロリーが30%カットされた『ヤクルト400LT』、ビフィズス菌を増やしてくれるガラクトオリゴ糖を配合した『ヤクルト400W』がありますが、いずれにもシロタ株が400億個入っています。
配合量だけでなく密度の違いもポイントです。
下の表のように内容量100mlの『ヤクルト1000』では、1mlあたり10億個の菌密度。110mlの『Y1000』も、同じく菌密度が1mlあたり10億個です。
普通のヤクルトが3億/mlですので、3倍以上の濃さになります。凄い濃いですね(普通のヤクルトの記事は→ヤクルト1000シリーズとの違いは?普通のヤクルト『ヤクルト200』の効果)。
一方、『400シリーズ』は内容量が80mlですので、1mlあたり5億個含まれています。
つまり、『1000シリーズ』は『400シリーズ』に比べて、菌の量は2.5倍多く配合され、密度では2倍ということになります。
後段で詳しく述べますが、この密度の違いが効果の違いに重要です。
『ヤクルト1000』と『ヤクルト400』は効果が異なる
お腹の中の悪い菌を減らし良い菌を増やすシロタ株を配合しているので、どちらも強い整腸作用が期待される『1000シリーズ』と『400シリーズ』。
『1000シリーズ』は、さらに睡眠の質を改善する効果やストレス緩和効果があります。
実際に『1000シリーズ』の『Y1000』を試してみたら、確かに寝つきが良くなって深く眠れました。目覚めのスッキリ感もありです(『Y1000』の詳しい効き目はコチラ→『ヤクルトY1000』どこで売っている?いつ飲むのが良い?睡眠・便通への効果は?)。
この効果は、私だけが実感したモノではなく、しっかりとした科学的なデータもあります。
というのも、『1000シリーズ』は事業者の責任で有効性などの科学的根拠を示すことが必要な「機能性表示食品」だから。
「機能性表示食品」の登録に国の審査はなく、届け出だけでOKではありますが、科学的エビデンスはしっかりと示さないといけないので、信頼は出来ると思います。
一方の『400シリーズ』は、『1000シリーズ』に比べれば含まれる菌の量は少ないですが、200億個配合の普通のヤクルトの2倍も配合です。
ゆえに、『400シリーズ』には、普通のヤクルト以上の高いお通じへの効果が期待できます。
特に『ヤクルト400W』には、シロタ株に加えてお腹の中でビフィズス菌を増やす「ガラクトオリゴ糖が5gも配合されているので、より高い整腸効果が期待できるんです。
実際、ビフィズス菌を増やす成分を配合したドリンクを試すと、便通の回数や量が改善して、スッキリ度もマシマシでした(例えばコチラの商品→『ビヒダス飲むヨーグルト 便通改善』はどこで売っている?美味しい?いつ飲むべき?)。
『400シリーズ』は消費者庁による国の審査を受けた「特定保健用食品」ですので、こちらもかなり確度の高い効果が期待できるのではと思います。
『400W』の効果はコチラの記事でも詳しく書いています↓↓
『ヤクルト1000』と『ヤクルト400』はなぜ効果が違う?
同じ乳酸菌シロタ株を使っているのに、『ヤクルト1000』だけ「ストレス緩和」や「睡眠の質向上」に効果が期待できるのは、シロタ株の密度に秘密があるそうです。
高密度でシロタ株を摂取することで、「ストレス緩和」や「睡眠の質向上」に効果を発揮するそう。
ですので、『ヤクルト400』を2~3本飲んで、同じ量のシロタ株を摂取しても「ストレス緩和」や「睡眠の質向上」効果は期待できません。
実際、シロタ株200億個配合の普通のヤクルトを5本飲んでも眠りに変化は感じませんでした(詳しくは→ヤクルト1000シリーズとの違いは?普通のヤクルト『ヤクルト200』の効果)。
『ヤクルト1000』と『ヤクルト400』はどっちが美味しい?
どちらも「ザ・乳酸菌ドリンク」的な味をしていますが、『ヤクルト1000』の方が、甘さは控えめです。
ヤクルトのホームページにも以下のような表記が。
昨今の消費者の健康志向の高まりや続けてお飲みいただきたいことを考慮し、「Newヤクルト」「ヤクルト400」の酸味はそのままに、甘味を抑えています。
ヤクルトHPより
確かに、私が飲んだ時も『Y1000』は甘さ控えめに感じたので、人によっては甘みが物足りなく『400シリーズ』の方が美味しいと感じるかもしれません。
カロリーはどっちが多い?
下の表のように『ヤクルト1000』と『ヤクルト400』は、1本あたりのカロリーはほぼ同じです。
では、100ml容量で換算するとどうでしょう。
『ヤクルト1000』は63kcalで、『400シリーズ』のなかで一番カロリーの高い『ヤクルト400』は77kcalとなります。
実質、『ヤクルト1000』の方が若干低い結果となりました。
ただ、この数値、どちらもハイカロリーなことを示しています。だって、コーラが100mlあたり46kcalですから。
便通や眠りをよくしたいと思っても、飲み過ぎには注意が必要ですね。
カロリーが気になるという方は、低カロリーな『ヤクルト400LT』や『ヤクルト400W』をオススメします。
『ヤクルト1000』より安い『ヤクルト400』
『ヤクルト1000』より『ヤクルト400』の方が安いです。
店頭で買える『Y1000』は、我が町のスーパーやコンビニなどで1本税込み159円。宅配専用の『ヤクルト1000』は、1本あたり140円になります。
一方の『400シリーズ』。『ヤクルト400』と『ヤクルト400LT』は、1本86円。『ヤクルト400W』は108円です。
やはり、『1000シリーズ』の方が容量もシロタ株も多いので、お高くなるようです。
『ヤクルト1000』と『ヤクルト400』はどこで手に入る?
今回紹介している『1000シリーズ』の『ヤクルト1000』と『400シリーズ』は、いずれも宅配専用。ヤクルトの宅配『ヤクルト届けてネット』から注文できます。『1000』シリーズの『Y1000』のみ、市中のコンビニやスーパー、ドラッグストアなどで購入可能です。
2022年に爆発的ヒットした『1000シリーズ』。『Y1000』も 一時期店頭から消えましたが、2023年になると我が町のスーパーやコンビニなどでも、「お一人様2本まで」とかの制限付きながら置かれるようになりました。
2023後半からは、制限もなくなり普通に買える状態に。ネット通販でも容易に手に入ります。
一部報道では『1000シリーズ』の売り上げが一時期に比べて落ちているとのことです。他のメーカーからも、続々と睡眠サポート系の乳酸菌ドリンクが発売された影響もあるんでしょう(例えばコチラの商品→『おいしい免疫ケア』との違いは?キリン『おいしい免疫ケア 睡眠』の成分と効果)。
それでも『1000シリーズ』は、とても良い商品なので、ぜひ皆さんにも飲んでいただきたいです。
他のメーカーの睡眠サポート系乳酸菌ドリンクと『ヤクルト1000』を比較した記事も書いています↓↓
『ヤクルト1000』と『ヤクルト400』はどっちがオススメ?
ここまで『ヤクルト1000』と『ヤクルト400』を比較してきましたがいかがでしたでしょうか?
効果の他に、味や値段などにも違いがあることをご理解いただけたと思います。
ここからは、それぞれの商品をオススメしたい人について私なりにまとめてみましたので、まだ、どちらを買おうか迷っている方は参考にしてみて下さい。
眠りに不満のある人には『ヤクルト1000』
まず、眠りに不満のある方は、迷うことなく『1000シリーズ』を選んで下さい。『400シリーズ』は、眠りに効果は期待できませんから。
『1000シリーズ』を日常的に飲むなら、オススメは『ヤクルト1000』です。定期的に届けてくれるので、飲み忘れることはありません。
時々ストレスとかで眠れないことがあって、スポット的に飲みたいという人は、『Y1000』にしましょう。スーパーやコンビニ、ドラッグストアで売っていますので、必要なときに買いに行けばOKです。
オススメしないのは、『Y1000』のまとめ買い。『Y1000』の賞味期限は3週間程度とあまり日持ちしません。飲みたい時の飲めるようにと買いだめしても、賞味期限近くになって、飲む必要がない日に飲まなきゃいけなくなったりするケースがでてきます。これって、もったいないですよね。
『Y1000』は6本セットでも売られていたりしますが、1本あたりの値段は1本売りと比べてもそんなに安くはならないのも、まとめ買いをすすめない理由です。
ちょくちょく買いに行くのは面倒ですが、必要なときに必要な分だけ買うのがオススメです。
お通じの改善目的なら『ヤクルト400』
眠りに不満はないけれど、お通じがイマイチという方は、値段がお安い『400シリーズ』にしましょう。
体重やカロリーを気にしている方には『400LT』を、より高い整腸効果を求めている方は『400W』がオススメです。
『400シリーズ』は宅配専用となっています。コチラのサイトからお手続きできますので、参考にしてみて下さい。
400シリーズについてより詳しく知りたい方はコチラの記事をどうぞ↓↓
まとめ
今回は、ヤクルトの乳酸菌ドリンク『1000シリーズ』と『400シリーズ』を比べてみました。
どちらも乳酸菌シロタ株を配合していますが、配合量と密度は『1000シリーズ』の方が上です。
いずれのシリーズも便通に効果が期待できますが、『1000シリーズ』は「ストレス緩和」や「睡眠の質向上」にも効き目あり。
どちらも似たような味をしていますが、『1000シリーズ』の方がやや甘さ控えめです。
容量や菌量が多いので、『1000シリーズ』の方がお高くなっています。
『ヤクルト1000』と『400シリーズ』は宅配のみ、『Y1000』はスーパーやコンビニなどで販売中です。
睡眠や便通でお困りの方は、是非お試し下さい。
それではお休みです。
『Y1000』が効かないという方は、コチラのサプリを試した記事をどうぞ↓↓↓
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