今日は、掛け布団の話をしたいと思います。
新しい掛け布団が薄いわりに重くて、これじゃ眠れないよって思ったら意外や意外、安眠できたんですよね。
調べてみると、軽い布団よりも重い布団の方が安眠効果は高いらしく、科学的にも実証されているんだとか。
そこで、今回の記事では、重い布団が眠れる理由や、ニトリやカインズといったメジャーな寝具メーカーで取り扱っている商品などをご紹介したいと思います。 重い布団の選び方のポイントなども書いていますので、布団を新調される予定の方の参考になれば嬉しいです。
この記事は次の人にオススメ!
・布団を買い換える予定
・掛け布団は軽い方が良いと思う
・重い布団に興味がない
羽毛布団から初夏用の肌掛け布団に変えた
ゴールデンウィークが終わって、段々と夏が近づいて来ているのが実感できるようになった頃の話です。
朝晩の冷え込みも和らいできたので、掛け布団も厚手の羽毛布団からタオルケットと少し薄めの肌掛け布団に変えてみました。
それがこちら。
実家の母が使っていないからとくれた新しい肌掛け布団になります。メーカーなどは不明です。
なぜか安眠できる薄いのに重い布団
新しい布団ってコトで、これは気持ちよく眠れそうだと喜んで自宅に運ぼうと持ってみたところ、なんか重いんです。メチャメチャ厚かった羽毛布団よりも全然薄いのに、それよりか重く感じる。2~3㎏はあるかな。中に鉄か砂でも入ってんじゃないかって思うくらい重い。
それまでは『軽い布団=寝心地良い、重たい布団=寝心地悪い』っていう固定観念があったんで、なんて布団をくれたんだお袋はって少しイラッときてしまいましたが、まぁ新品が手に入ったんだから良しとしようってことで自宅へ。寝れなければ、返せば良いことだしね。
でも、その夜に使ってみて驚きました。とっても安眠できたんです。目覚めも羽毛布団で寝ている時よりスッキリでしたし。体にかかる圧が心地良くて落ち着くんですよね。そのまま朝まで快眠でした。
科学的に証明されている重い布団の安眠効果
なぜ、重い布団を掛けて寝たら安眠できたんでしょう?
『軽い布団=寝心地良い、重たい布団=寝心地悪い』は世間で言われているだけで、実は間違いなのか?それとも自分だけなのか?
不思議に思ってネットで『重い布団 効果』って検索してみると、重い布団の安眠効果について書かれた記事がけっこうありました。しかも、大学などの研究機関の記事や病院などクリニックのブログ記事とかっていう信憑性が高いモノが多い。
例えば、スウェーデンの研究グループの報告によれば、不眠症の人に、重い毛布を掛けて寝てもらったら、睡眠時間が長くなる・寝つきが良くなる・目覚めがスッキリなど、睡眠の質が改善したとのこと(参考記事)。
その他にも、重い布団をかけて寝るとリラックスに繋がる副交感神経が優位になるとか、幸せホルモンのセロトニンや睡眠ホルモンの『メラトニン』の分泌量まで増えるなんてデータもあります(参考記事)。
加えて、うつ病の改善効果も期待されるみたいです。うつ病の診断経験がある人に重い毛布を掛けて寝てもらうと、不眠だけでなく、疲労やうつ症状が緩和され、不安感も減って日中の活動レベルも高くなったそう(参考記事).
こうして見ると、重い布団がよく眠れるっていうのは科学的に証明されていることで、自分が変わっているわけではないってちょっと安心しました。
世間一般で言われている『軽い布団=寝心地良い、重たい布団=寝心地悪い』はすべてがそうとは限らないんですね。テレビショッピングなんか見ていると軽さを売りにしている商品が多いように感じますが、気をつけて見ないとダメだな。
‘重さ’を売りにした布団って結構ある
重い布団の安眠効果には色んな寝具メーカーがやはり着目していて、例えばニトリには5.5㎏ある『重い毛布』って言う商品が売られていますし(ニトリの通販サイトはコチラ)、以前行ったカインズでも重さ約7キロもある毛布が売られていました(記事はコチラ→マットレスからアイマスクまで!充実の品揃えに大興奮の『カインズ』寝具コーナー)。
残念ながら、無印良品では見つけられませんでしたが、楽天市場やamazonで検索しても4~5㎏ある『ウェイトブランケット』とか『加重布団』なるものも売られています
お値段はといえば、シングルサイズで5,000円から6,000円が相場のよう。ニトリの方が5,990円で、カインズは5,980円。いずれも素材はポリエステルで、アクリル製の毛布ほど保温性はないでしょう。
冷感素材を使用した夏用の重い布団などもamazonでは売られていますので、季節を問わず安眠できそう。一枚で夏冬兼用の商品もあります(詳しくは→ニトリ・カインズと比べて眠れる?ハグラビ『ウェイトブランケット』のおすすめポイント)。
『ウェイトブランケット』のメリット・デメリット
通販サイトの口コミなどを見てみると、「重さが心地良い」とか、「寝相が良くなった」なんていうポジティブな感想が目立ちます。
ただ、「寝相が良くなる=寝返りが減る」なので、肩こり腰痛の原因にもなるので注意も必要です。重さで呼吸が阻害されることもあるので、イビキが大きい人は使用を控えた方が良いとも言われています。
また、ベッドで使うと、重さでベッドからずり落ちてしまうことが多いので、少しサイズの小さめなのを買う方が良いでしょう。
『ウェイトブランケット』のその他のデメリットはといえば、お洗濯が出来ないことでしょうか。
カインズやニトリの商品で使われている素材は、主にポリエステルなのですが、重りとして中にガラスビーズが入っているので洗濯が出来ません。コインランドリーでもダメでしょう。
洗濯不可なので、羽毛布団のように日陰干しをして出来るだけ湿気を飛ばしておくのが長く使うコツ(関連記事→梅雨までにしたい!布団屋さんに聞いた羽毛布団の正しい収納方法)。ただ、重たいので干し方には注意が必要で、それなりの干す場所や道具を用意しておいた方が良いと思います。
重さにも色々種類があるようですので、自分に合った重さの商品を選ぶと良いんじゃないかな。重さにも好みって言うのがありますからね。掛けてみて心地よく感じる重さがベストなんじゃないかと。ただし気持ち良いからと、過度に重いモノを選ぶのは危険なので止めましょう。
嫁が肌掛け布団を欲しているので、重い布団を勧めてみようと思っています。
まとめ
今日は重い掛け布団が良く眠れるって記事を書いてみました。
『軽い布団=寝心地良い、重たい布団=寝心地悪い』ってことではないってことが科学的にも証明されているようです。
熟睡するには布団の色や素材も大事ですが、重さにも気を遣った方が良さそうです(寝具の色についてはコチラの記事が参考になると思います。→【睡眠と色の関係】快眠につながる色と眠りを妨げる色)。
あえて重い布団を作っている寝具メーカーもあるくらいで、沢山の種類が売られています。
その中から、自分の好みに合った重さの掛け布団を選ぶとグッスリ眠れるかもですね。
それではお休みなさい。
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