安眠に繋がるモノやコトを試して記事にしている当ブログ。
今回は、『リラクゼーションドリンク』について書いていきたいと思います。
『リラクゼーションドリンク・ブーム』が来つつあるようで、最近では色んなメーカーからGABAやテアニンといったリラックス成分を配合したドリンクが出ています(例えば→ヤクルトとの違いは?GABAをたっぷり配合した『クロレラ乳酸菌』の効果・効能)。
そんな中でも大人気なのが、ブームの火付け役とも言えるEndian社の『チルアウト』と、最近新しく発売されたサントリーの『チリン』。私の周りでも多くの方が愛飲しています。
どちらもGABAとテアニンが配合されていて素晴らしい効果を実感した商品ですが、今回はこの『チルアウト』と『チリン』を徹底的に比較してみたいと思います。
配合されている成分や味、効き目に、コスパなどを全力で比べてみたので、どちらを買おうか悩んでいる方の参考になれば嬉しいです。
コノ記事は次の人にオススメ!
・『チルアウト』と『チリン』の違いが知りたい
・よく効くリラクゼーションドリンクを探している
・眠りに不満がある
・緊張感が抜けない
Endian『チルアウト』とは
2016年11月にアイエヌイーという会社から発売された『チルアウト』(公式サイトはコチラ)。数回のリニューアルを繰り返して、現在はコカ・コーラが出資した合同会社Endianより販売中です。缶入りの炭酸飲料で、1本250ml。
缶のデザインはこちら。シンプルなのが、逆に効きそう。
味は、オレンジ果汁やブドウ果汁を使用していますが、フルーツジュースとは一味違います。若干の渋みや苦みを感じるので、薬品臭いという感想を持たれる方も。
シリーズ商品には、甘さを抑えたカロリーゼロの『ゼログラビティ』と、GABAとテアニン量を強化した『スリープショット』があります(『ゼログラビティ』の記事は→まずい?どこで売っている?『チルアウト ゼログラビティ』の成分・効果・口コミ)。
サントリー『チリン』とは
一方の、サントリー『チリン』(公式サイトはコチラ)。2023年発売2月に発売され、同年5月より全国のセブンイレブン限定で売られるようになりました。
こちらも250ml缶入りの炭酸飲料になります。
味のシリーズは、3種類。『ピーチ&ベリー』、『白ブドウ&ライチ』、『レモン&グレフル』になります。チルアウトに比べて豊富です。
いずれの商品も、ノンアルコールカクテルでありそうなドライな飲み口のフルーツフレーバーのドリンクといった味。
やはり、『チルアウト』と同じくテアニンを配合しているためか後味に若干の渋みを感じます。味のバリエーションが豊富なので、気分によって味を変える楽しさが『チリン』にはありますね。
ただし、『チルアウト』のように、ゼロカロリーの商品や、テアニンとGABAを増量したシリーズ品はありません。
『チリン』と『チルアウト』はどっちが美味しい?まずい?
『チルアウト』と『チリン』を全種類飲んだ私の感想としては、どれも美味しいです。美味しくないから、もう二度と飲まなくていいやっていう商品はなかったです。
あえてランクをつけるなら、次のように。
まず、4位。
チリンの『レモン&グレフル』。
レモンチューハイとかグレープフルーツチューハイみたいな飲み慣れた味。良く言えば安定の味。悪く言うとありきたりな味。
第3位は、チリン『ピーチ&ベリー』。
酸味のあるベリーの味に、後から感じる桃の風味が美味しい。カクテルでありそうな味です。結構甘めなので、女性向けかな。
第2位が『チルアウト』。
オレンジと白ブドウ果汁を使っているけど、どっちの味もあんまりしない。一口飲んだとき、なんだこの味はって思ったけど、癖になる感じ。気がつくと病みつきに。
そして、第1位が『チリン 白ブドウ&ライチ』。
これも、『チルアウト』同様、飲んだ時には白ブドウでもライチでもない、なんだかよく分からない味でした。後味でようやく白ブドウとライチの風味を感じるレベル。よく分からない味だけど、美味しくてハマりました。冷やして飲むのがオススメ。
『チリン』と『チルアウト』はどっちが高カロリー?
カロリーを比較してみると、以下の表のようになります。
一番高いのが『チリン』のピーチ&ベリー味。1缶で125kcalあります。
次いで『チルアウト』。1缶100kcal。
一番少ないのが『チリン』のレモン&グレフルでした。
飲んだ者の感想としては、確かに『チリン』のピーチ&ベリーは他の商品に比べてしっかり甘いです。『チルアウト』もそこそこ甘いですが、ピーチ&ベリーほどではありません。レモン&グレフルが一番サッパリで甘さ控えめでした(詳しくは→危ないくらい効く!?サントリーのリラクゼーションドリンク『チリン』の味と効果)。
ダイエット中の方や体重を気にされていている方は、最も低カロリーな『チリン』のレモン&グレフルがオススメですかね。
『チリン vs チルアウト』GABAはどっちが多い?
ここからは、配合されている成分について比べていこうと思います。
まずは、GABAの量から。
GABAはアミノ酸の一種で、正式名称は「γ(ガンマ)-アミノ酪酸」。もともと脳内にもある物質ですが、摂取すると緊張やストレスの緩和に効くとされています。
このGABAを『チルアウト』が1本に50mg入っているのに対して、『チリン』は28mgと約半分です。
ここ数年で、GABAを配合しているのをウリにした商品が一気に増えてきた気がします。当ブログでも、GABAを多く含むトマトジュースや乳酸菌飲料などいくつも取り上げてきました(記事は→睡眠やストレス・高血圧に効果を発揮するGABA(ギャバ)配合オススメ商品7選)。
こういった商品は、1日に推奨する量あたり100mgのGABAを配合していることが多いんですが、それらの商品と比べると『チルアウト』はやや少なめで、『チリン』はもっと少ない。飲んでも全くリラックスできなかったコープの炭酸飲料『Refresh』と同程度です(記事は→危険なほど効く?コープで買ったリラクゼーションドリンク『Refresh』の効果)。
1日分あたり100mgのGABAを摂取し続けると、リラックス効果やイライラしづらくなるといった効果を実感したことがあります(例えばコチラの商品→口コミも上々!GABA配合ドリンク『スピカフェ』で実感した安眠&ストレス緩和効果)。
GABAを沢山摂取したいなら『チリン』より『チルアウト』がオススメですが、GABAの効果を確実に実感したいなら、他の商品を選んだ方が良いかもしれません。
GABA配合で腸活もできる乳酸菌ドリンクも紹介しています!
『チルアウト』と『チリン』に含まれるテアニン
GABAの配合量はそれほど多くはない『チルアウト』と『チリン』ですが、もう一つのリラックス成分であるテアニンは豊富に含まれています。
テアニンは、緑茶や紅茶、玉露に多くに含まれる旨み成分で、摂取するとリラックスしている状態を表す脳内α波の量が増加することから、リラックス効果があるとされています。
このテアニンを、『チルアウト』が175mg配合。『チリン』は、なぜか幅を持たせて90mg~250mgも入っています。平均すると170mgになりますから、ほぼ同程度と思って良いのでしょうか。
睡眠への効果を感じたことのあるテアニン配合のドリンクやサプリの1日の推奨摂取量は、100mgでした(コチラの商品→睡眠効果が倍増!?『届く強さの乳酸菌』とサプリメント『L-テアニン』を一緒に摂取)。
つまり、『チリン』と『チルアウト』は、GABAの配合量は他の商品に比べて多くはないですが、テアニンはしっかりと摂取できる商品だと思います。同時に摂れることに意味があるとも言えますが。
テアニンを寝る前に摂取すると、寝つきが良くなって深く眠れたり、目覚めもスッキリしたことがあります(詳しい記事は→ヤクルト・ピルクルだけじゃない!森永『睡眠改善 ライチ味』はいつ飲むのが効果的か)。
『チリン』と『チルアウト』なら、このようなテアニンの効果を実感しやすいかもしれません。
GABAとテアニンの効果を比較した記事も書いています!
試験前日など緊張して眠れない夜は、テアニンと『ピルクルミラクルケア』のダブル飲みが効果的です!
『チリン』と『チルアウト』に含まれるその他の注目成分
GABAとテアニン以外の成分にも着目してみましょう。
『チルアウト』には、不眠症の改善に役立つと考えられているホップのエキスも含まれています。
また、欧米などでは、スーパーフードとして注目を集めているヘンプシード(麻の種子)のエキスも配合。
ヘンプシードには、人間の体内では作ることの出来ない必須脂肪酸をはじめ、様々な栄養素がバランスよく含まれています。
一部では、このヘンプシードが大麻由来で危険なのではという噂がたっていますが、ヘンプシードと大麻は似て非なるモノですので、安全です(詳しくはコチラの記事→成分から考える『チルアウト』が危ないと誤解される理由とリラックスに効果的な飲み方)。
一方の『チリン』には、オリーブ果実のエキスが入っています。オリーブエキスには抗酸化作用があり、化粧品なんかには良く入っていますが、どんな効果を期待して『チリン』に配合させたのかは不明です。
こうしてGABAとテアニン以外の成分を見てみると、『リラクゼーションや眠りへの効果』という観点で言えば、不眠症の改善に役立つとされているホップエキスも配合している『チルアウト』の方が魅力的でしょうか。
『チリン』と『チルアウト』はどっちが効く?
配合成分について見たところで、ここからは効果について比較していきたいと思います。あくまで私個人の感想ですが、参考になれば嬉しいです。
まずは『チルアウト』から。
脳科学的な解析によると、『チルアウト』を飲むと、俯瞰して物事を捉える時に働く脳領域が活動的になることが明らかになっています(詳しくは→チルアウトは危ない?リラクゼーションドリンク『チルアウト』が与える脳への効果)。
飲むと冷静な気分になれる気がするので、私は大事な人に会うとか緊張する場面で飲むようにしています。『チルアウト』を飲むことで、やや落ち着いて受け答えできるような気がするんですよね(詳しくは→まずい?どこで売っている?『チルアウト ゼログラビティ』の成分・効果・口コミ)。
一方の『チリン』は、3種どれを飲んでも気分が和らぐ効果を実感しました。特に寝る前に飲むと、フワフワとした感覚がしてきて寝つきがとても良かったです。深く眠れて、目覚めも良かった気がする(詳しくは→危ないくらい効く!?サントリーのリラクゼーションドリンク『チリン』の味と効果)。
『チルアウト』には睡眠のへの効果はそれほど感じませんでした。睡眠に効果的なホップエキスが入っているというのに。
私の場合、睡眠には『チリン』の方が相性は良いようです。
『チルアウト』と『チリン』はどっちが安い?コスパは?
『チルアウト』と『チリン』は、価格帯がほぼ一緒。
お値段は、『チルアウト』が190円で販売されているのに対して、『チリン』は、『ピーチ&ベリー』が190円、『白ぶどう&ライチ』が180円、『レモン&グレフル』が170円です(いずれも税別)。
効果はそれぞれの商品でそれなりに実感しているので、コスパという観点で言えば「同じくらい」という結論になるんでしょう。
『チリン』と『チルアウト』はどこで手に入る?
『チリン』は、2023年5月から全国のセブンイレブンで販売開始されたばかりです。今のところ、セブンに行かないと買えません。
一方の『チルアウト』は、私の街ではセブン以外のローソンやファミマといったコンビニでも見かけます。ウエルシアやドラッグトップスなどのドラッグストアやスーパーなどでも置いてありました。
購入のしやすさからすると、『チルアウト』に軍配ですかね。
ただ、どちらの商品もAmazonや楽天などで箱買い可能です。まとめ買いして置くと、飲みたいタイミングですぐに飲めるので便利。気になった方は是非チェックしてみて下さい。
まとめ
今回は、リラクゼーションドリンクの二大巨頭『チルアウト』と『チリン』を比較してみましたが、いかがでしたでしょうか?
どちらも、GABAとテアニンを配合した250ml入りの炭酸飲料。
価格帯もほぼ一緒です。
味の種類は、『チリン』が豊富。
カロリーゼロやリラックス成分を増強したシリーズ商品があるのは『チルアウト』です。
GABAは『チルアウト』の方が多く配合しています。
テアニンは、『チルアウト』が175mgに対して、『チリン』は90~250mg。
どちらも緊張の緩和に効果を実感しましたが、睡眠には『チリン』がより効果的に感じます。
『チリン』はセブン限定、『チルアウト』はコンビニの他、スーパーやドラッグストアでも体に入ります。
是非試してみて下さい。
それではお休みです。
GABAやテアニンが効きづらいという方は、こちらのサプリを試した記事をどうぞ↓↓↓
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